電気自動車
燃料電池自動車
燃料電池自動車と電気電子工学科
電気電子工学科では、下図のように燃料電池自動車に関連した技術を学ぶことができます。

東京モーターショウ2013、トヨタ展示ブースより
・従来のガソリン車はガスを排出するのに対し、燃料電池自動車はガスの排出はなく、環境にやさしい。
・従来の電気自動車はバッテリーに充電する必要があった。一方、燃料電池自動車はガソリン車と同様に燃料(水素)をタンクに貯めておくことができるため、走行距離伸びるとともに、水素の補給はごく短時間で可能である。
燃料電池レーシングカート
オープンキャンパスで体験試乗できます。
※オープンキャンパス日程:平成26年6月29日(日) 7月20日(日) 8月9日(土) 9月7日(日)
「環境にやさしい電気の作り方」燃料電池のQ&A
Q:「諏訪子、最近燃料電池車ということばをよく聞くけど大学で勉強しているの?」
A:「これまで電気を作るのは火力発電なら高温の蒸気でタービンを回して発電しているじゃない。
でもこの時は二酸化炭素が空気中にたくさん出て環境によくないことはお父さん知っているでしょ」
Q:「最近は地球温暖化で二酸化炭素の排出は少なくしないとね。
ところで燃料電池は二酸化炭素を出すことが少ないと聞いたけど。」
A:「そのとおり。お父さんも水の電気分解を知っているでしょう。
燃料電池はその逆のことを行って電気を作るのよ。
水は水素と酸素から成り立っていることは知っているでしょう。」
Q:「それぐらいは知っているよ。」
A:「水素イオンが固体の材料の中を動いて電極で電子をやり取りして電気を作ることができるのよ。(図1参照)
図1 固体高分子型燃料電池
これを上手に使ったのが燃料電池自動車で排気口から出るのは水蒸気だけで
環境にとってもやさしいの。
酸素イオンが固体の材料の中を動いて電極で電子をやり取りして電気を作るのが
固体酸化物燃料電池よ。(図2参照)
図2 固体酸化物型燃料電池
これは家の都市ガスを燃料として使えるので給湯器の横につければOKよ。
でもまだ低温で動かすために新しい材料を見つける必要があるの。
それで私、大学でその研究をしているのよ。」